カーティス | EAカーティスのFX ドリーム ~成功への道~EA及び商材検証のブログ

EAについての基本的な考え方について

今日は簡単に。

僕のペンネーム?のカーティスですが

もちろんあの有名なカーティスから取っています。

カーティス・フェイスです。

アフィリエイトではなく

純粋に僕がおススメする手法なので

興味ある人は

ブラウザで「カーティス・フェイス 本」とかで調べてみてください。

たくさんヒットします。

もし、おススメが聞きたい方はお問い合わせくださればお教えします。

カーティス・フェイスの考え方は

EAの采井に非常に役立ちます。

まず根底にこの考え方があると、細かい手法は自分で考えられるようになります。

ぜひ読み漁ってくださいね!

緊急事態に乗じて稼ぐことについて

今回の台風について

皆さんのご無事を祈ります。

さて、まずは東日本大震災の際に

例えばですが、水のアフィリページを大量に作って

ものすごい稼いだ友人がいます。

あの大変なニュースが出ている最中に

「忙しくなるぞー」と楽しそうにしていました。

私は、不謹慎だなあとも思いましたが

その彼は今でもそのときの稼ぎで

ウハウハ過ごしています。

彼の行動がどうなのか?ではなく

アフィリも相場も、何かあった時、有事に大きく動くということです。

相場もトランプが軍を動かしたから、アメリカが大変なので

ドルが下がる!ではなく

相場もトランプが軍を動かしたから、アメリカが大変なので

ドルが下がる という共通認識でみんなでドルを売れば稼げる!という

認識のもとに こぞってドルを売る…のです。

本当に稼げる人は、相場でもアフィリでも

この辺のセンスがあります。

道徳的にどうかは別にして...いや道徳的にどうか?という場面に遭遇したら

むしろ学べることはないかという観点で眺めてみるのも良いでしょう。

台風大丈夫でした?

台風すごかったですね。

ただ、関東でも埼玉県のうちの方はたいしたことなかったです。

いつでも、メディアのお陰で大変だったことを知りますが

実際に経験しないと、現実味はないものです。

しかし、一回の遭遇が致命傷。

これは相場でも同じです。

いざというときの事を想定していないと大変なことになります。

リスクヘッジしてるよという方もいるでしょうが

通貨ペアや銘柄を分散しているだけで

いざというときのヘッジに実際にはなっていない方が多いです。

特に全力のレバレッジでポジションをとっている方は

いつか必ず大変な思いをします。

道すがら、交通事故を見ると

気を付けるようになりますが

相場について、自らのポジションについて

たまに考えてみると良いと思います。

今日はコラムです。

僕はサラリーマンをしながら副業や投資をしています。

みなさん、本業にはどういった思いをお持ちでしょうか?

本当に満足しているのは?

やりがいを感じているのは?

恐らく1割くらい?

あとは金銭的に、生活的に

選択肢がないのでしょう。

こんな世の中です。どう生きていくべきか…

投資がそれを叶えていけるといいですね。

ここでは種銭の稼ぎ方についても書いていきたいと思っていますので
ご期待を!

FXで生活しようということについて

FXだ生活することは
多くが夢見ることでしょう。

しかし、そう甘くはいきません。

確実に稼げる手法などあれば
それが1日に微々たるものであっても
大変な値段で売れるでしょう。

【確実】ということが
微々たるものでもどれだけすごいことか…
確実なら、借金してでも金かき集めてポジションを数百倍にすればすぐに億万長者なのです。

しかし、それは無理な話で
過去のデータから確実でも未来はわからない。

いや、確率の高い手法を探す過程で
それ事態がカーブフィッテイングになっていることに気づいていないのです。

確率の高い(確実…というわけではない)手法で良いタイミングに、良いポジションサイズで…となると
これはもう【確実】ではありません。
こうなると多少なりともセンスが必要になっていきます。

勝てる人は、いや勝ち続ける人は一握りになります。

さて、私たちはどうすれば?

今後も書いていきますね!

ファンダメンタルの重要性

ファンダメンタル分析とは為替相場を予測するための方法の1つです。

取引する通貨の国の政治や経済などから通貨の価値を予測して売買するための分析方法のことになります。

為替相場の変動する要因
ファンダメンタル分析をしていく前に為替相場が変動する要因を知っている必要があります。

為替取引において相場価格というのは「いくらで買いたいか?」ということにつきます。

基本的には家電や車と同じですが最新の車は高くても買う人がいるので定価で販売していますが少しでも前のモデルになると販売店も売れなくなるため割引されて安く買えますが人気の型や高性能な車は古いモデルでも割引されることはなくむしろプレミアがついて価格が高くなることもあります。

ゲームなど転売する人は後々価格が上がると考えて買いますよね。

基本的にはFX取引をする投資家も同じことを考えています。

当たり前のことですがドル円を100円で買おうと思っている人は1ドル100円が安いと考えているから買います100円で売ろうとしている人は1ドル100円が高いと考えているから売りますよね。

では何をもって通貨が安いとか、高いと判断しているのでしょうか?

あなたは今から経済的に破綻してしまいそうな情報のある国の通貨を買おうと思えますか?

逆にこれから経済的に大きく発展しそうな情報のある国や安定している経済大国の通貨をもっているのなら手放してしまうでしょうか?

通貨の価値はその国の景気や地政学的リスクによって左右されるので通貨に関わる様々な情報から通貨の価値を予測するといった方法がファンダメンタルズ分析になります。

ファンダメンタルズ分析は政治、経済の分野の話になりますので興味、関心がない人には難しく眠たくなってくるようなお話になってきますが知っていればFXの取引が有利に進められますのでこの機会にしっかり覚えていきましょう。

ファンダメンタルズ分析の考え方
FX相場が変動する要因がわかったところでファンダメンタルズ分析の材料を具体的に解説していきます。

地政学的リスク
地政学的リスクとは戦争や利権闘争、テロなどの経済に悪影響を及ぼすリスクのことです。

例えば米国にテロが起きたなどの地政学的リスクの関連記事が出たとします。

FXの世界ではリスクはとても嫌われる傾向にあるのでテロの規模にもよりますが小規模にしても大規模にしてもどちらかを確認をする前に米ドルが売られてどんどん下がっていきます。

有事の円買いと言われるほど円は安全通貨として認識されていますので有事のようなリスクのあるニュースがあるときはもっているポジションを整理や、下がり切ったところを見極めて底値で買うことができればお宝ポジションになるかもしれません。

経済
冒頭でも書きましたがFX相場の変動はその国の経済状態に大きく反応します。

その国の経済を数値化したものが経済指標になります。

だから経済指標に反応するように為替レートが変動します。

ニュースなどで「経済が2%成長しました。」なんて発表しているのを見たことがあると思いますがそれはGDPが2%伸びたということになります。

経済状況を知る為にはGDP(国内総生産)が重要になります。

GDPという言葉は聞いたことはあるかもしれませんが意味まで知らない方もおられると思いますが一定の期間内でその国で生み出された付加価値の総額です。

GDPの計算方法としては

個人消費+投資+財政支出+貿易収支

になります。

投資家の人達は様々な経済指標からその国の経済(GDP)を予測して売買をしています。

経済指標の発表時は基本的に予測がついていますが発表された指標が予測通りであればもともと予測に従って売買しているFXトレーダーたちによって価格に織り込まれている場合があります。

ですが予測が大きく外れる投資家たちが慌ててポジションを整理しますので相場が大きく動く可能性がありますのでFXトレードの際は注意が必要です。

財政政策
景気が後退してきた場合に政府が不況の歯止めとして打ち出す対抗策のようなことです。

主に減税や失業者支援政策、また財政支出を増やし国民にお金をばらまくなどと言った政策をとります。

こちらの財政政策の内容によってその国の経済の立て直し方を観察しトレーダーが取引します。

金融政策
こちらは銀行が景気状況によって判断して行う政策です。

主な手段として政策金利、自国通貨の売り買いや国債の売り買いなど上げられます。

政策金利についてはご存知だと思われますが中央銀行決める金利のようなものです。

詳しく言えば公定歩合と言って中央銀行が他の銀行に貸し出すお金につく金利ですが公定歩合が上がることでお金を借りるためのコストがかかるので資金の流れが悪化し消費が落ち込みますし、引き下げられることで資金の流れが良くなり消費が増えます。

また金利の高い国に資金が流れますので、公定歩合が引き上げられると価格が上がり、引き下げられると下がる傾向にあります。

政策金利はファンダメンタル分析の中でもかなり重要な指標になります。

日本、米国、英国など金利がほぼないに等しい国は金利を引き下げる幅がないので量的緩和と言って中央銀行が市中銀行の持っている国債を買い上げ市中にお金が出回るように促します。

最後に中央銀行による自国通貨の弱体化です。

目的としては貿易黒字の国(日本、中国、ドイツ等)は自国通貨が安いこと(円安)で輸出業者から得られる利益が増えるからです。

方法としては為替介入といって自国通貨を売って相手通貨を買います。

ちなみに日銀は円高方向に振れると為替介入をする傾向があります。

FXで勝ちたいのなら情報が大切
テクニカル分析だけに頼っているトレーダーは情報収集怠ってしまいがちですが、思わぬニュースが大きなリスクを招きテクニカル分析が通じなくなることもあります。

テクニカル分析に比べるとファンダメンタル分析はわかりづらくとっつきにくいかもしれませんがニュースや指標などには目を通す癖くらいは身につけておきましょう。

ファンダメンタルズ分析はまだまだいろんな情報によって為替の方向性を予想できることができますがここで紹介した代表的なニュースや指標は最低限覚えておかないと正直お話になりません。

FXはいろんな要素が重なって価格が変動していますのでそれを踏まえて自分のトレードを確立していくことが勝利への近道になると思いますのでこれを読んでいる皆さんもしっかり勉強して勝ち組のトレーダーになってください。

ドル円の今後の傾向と予想

今後の見通しとしては、私は

基本的には下落基調を予想し、まずは105円の節目を目指す
ただし、トランプ大統領がまた対外強硬策を緩める等があれば、再びレンジ相場に戻す可能性もある
レンジ相場に戻したかどうかの判断基準は、まずは21日移動平均線(今は108.3円付近にあります)を明確に上抜けできるか、次に110円の節目を抜けられるかを見たい
とはいえ、仮にレンジに戻すにしても、レンジ上限の114円を2020年までに超える可能性は低いと見ており、115-116円くらいまで見て売りで自動売買を仕掛けるのはあり
長期で考えると、105円を割った水準であれば、ゆっくりと買い下がっていってホールドするのもあり
と考えております。

まず基本的には、アメリカの景気のピークアウトは2018年からずっと言われていたことであり、また、欧州景気も悪化していることを考えると、今後景気はマイナス方向にいき、利下げ方向で進む確率はかなり高いと見ております。

それに対して、日本は「金融緩和を継続」ということはできても、これ以上拡大させるとなるとその余地は小さく、また昨年何度も「緩和の終了」「緩和の副作用」という話題も出たように、これ以上の緩和は難しいと考えられ、消去法的に円が買われやすい情勢が続き、円高ドル安方向になる可能性が高いと考えております。

その場合、まずは昨年や今年のフラッシュ・クラッシュ時に一瞬割った105円の節目が再びクローズアップされると考え、そこまでの下落は基本線で考えております。

そこから先どこまで落ちるかと言われると、正直読みにくいとは思っておりますが、とはいえ、こうした日米の金融緩和の動向の違いや、世界経済情勢を考えると、2020年までに100円割れをする可能性も、決して絵空事ではないと考えております(その可能性が高いかどうかと言われると、105円での攻防や、その時の情勢にもよるので、今時点では何とも言えません)

ただし、一方で「じゃあ確実に下がる」と言えるかというと、それもそうとも言い切れず、というのも、最近下げている要因の一番上で書いた「トランプ大統領の動向」が、これまでも「緊張→緩和→緊張」というのを繰り返しているように、対外強硬策をやり続けるとも考えづらく、その緊張緩和のタイミングでまた上昇する可能性もあるためです。

また、利下げについても、それによって市場に資金が流入→景気の底支えということになった場合、いわゆる「ゴルディロックス(適温経済)」の状態となって、ドル円も思ったより下がらない・・・という展開もありうると考えており、「またレンジ相場に戻す」という展開になる可能性も、想定しておくべきシナリオだと思っております。

このレンジ相場に戻したかどうかの判断は、

108円の節目に戻す
最近サポート・レジスタンスとして機能することの多い21日移動平均線を抜ける
下落トレンドラインを上抜ける
の3つは条件と考えており、その後109円、110円と戻して、90日移動平均線にタッチするようなことがあれば、少なくとも「今時点の下落相場ではなくなった」と判断しても良いかと思います(もちろん、その後再び下落する可能性もあると思いますが)

【ドル円 日足チャート】

Yuki20190628-2.png

このように、ドル円については、基本的には下落の可能性の方が高いと見ておりますが、またレンジ相場に戻す可能性も否定しきれず、個人的には「どちらかと言えば戻り売り狙い」くらいが良いと思っております。

以上のことから、ドル円について、個人的にはしばらくは、

高値・安値・節目近辺での短期トレード(最近はそれなりにボラティリティも出てきて、楽しくなってきました)
108-115円までレンジを取り、116円までは損切されない自動売買(売り)
105円を下回ってきたら、ゆっくりと買い下がり(下落方向で予想しているので、自動売買等で利確を入れるのを推奨)
をやっていこうかなと思っております。

なお、自動売買をする場合、ドル円のスプレッド、スワップポイント、取引単位を比較すると以下のように、ループイフダンが取引コスト、スワップポイントともに一番良いので、ループイフダンでの取引がおすすめです。

ファンダメンタル?テクニカル?

取引知識は、大きく分けて「商品概要に関する知識」と「外国為替市場自体に関する知識」の2つに分けられます。

まず「商品概要に関する知識」を持つことは大前提であり、絶対に必要な知識です。

とはいえ、難しいことを覚えておく必要はありません。

これまで当ブログのFX考察でもお話ししたように、リスクについてしっかりと認識し、取引時間や「売り」「買い」の両方から取引できるといったFXの特性を理解していれば問題ありません。

ただ実際の取引に際しては、何かわからないところがあれば、利用している取引業者に直接疑問をぶつけ、その疑問が解決してから取引に望む姿勢も必要でしょう。

特にリスクについては、分かったつもりで軽く考えている方が大きな損失を被る場合があるので、十分に理解してから取引を始めるべきです。

また、取引知識を知っていても上手に活かせないという事がよくあります。

例えば株式投資などに慣れてしまっている場合は「買い」からしか取引を行えなかったり、円を含まない外貨の組み合わせに抵抗があるといった感じです。

このように独自の価値観で固定概念を作ってしまっていては、せっかくのお金を稼ぐチャンスを棒に振る可能性が高くなりますので、自分の知識を柔軟にしておくことも考えましょう。

そしてFXの基本的な知識をお持ちになったら、同様に外国為替市場の知識を身に着けるべきです。

様々な取引参加者が多種多様な理由で取引する外国為替市場では、取引参加者の動向によって時間や季節的な特徴、通貨ペアごとの特徴などが生まれたりするからです。

そのような知識を持っているかどうかで勝率は大幅に変わりますので、この部分について以下から詳しく見ていきます。

市場動向の予測に欠かせない「ファンダメンタル分析」と「テクニカル分析」

FXでお金を稼ぐために取引の知識をしっかりと理解したら、次のステップは実際の取引状況がどのようになるかを予測する「分析能力」です。

市場の動きを予測するには、主に2つの方法があります。

一つは外国為替市場などを取り巻く世界の経済情勢を分析し、将来の需給の流れを予測する「ファンダメンタル分析」と、過去の動きをチャートにし、過去のデータから今後の動きを予想する「テクニカル分析」です。

取引スタイルによって、将来の値動きを予測するためのテクニカル分析をあまり重視しない投資家や、チャートや過去のデータのみを見る投資家など、どちらか一方に特化した極端なケースもありますが、私的には状況に応じて両方の分析をすることが重要だと考えています。

ファンダメンタル分析
ではまず、「ファンダメンタル分析」を見てみましょう。

為替レートを決定するのは、各国の通貨の需要と供給バランスです。

貿易、投資、旅行など、需給を生み出すものはたくさんある中、それらの状況を把握して外国為替市場の各通貨の需給バランスや変化を予測するのがファンダメンタル分析です。

このように聞くと難しい印象を受けるかもしれませんが、例えば、今年はゴールデンウィークに海外へ行く人がたくさんいるというニュースを聞いた場合、「海外旅行には外貨が必要なので、円が売られて外貨の買いが増えそうだな」と考えることも、基本的なファンダメンタル分析の一つです。

さらに、米国のクリスマスビジネスが活況だというニュースを聞いて、「米国経済は良好に見える」としてドル買いを意識してみたり、または「ワールドカップが活気づいている」と聞いた際はワールドカップ開催国の経済影響を意識してみたりと、身の回りから世界各国に至るまで、色々な現象が為替に及ぼす影響を考えていくのがファンダメンタル分析の基本です。

株式市場の場合、投資銘柄が属する業界の状況や市場動向などの特別な知識が必要になりますが、為替市場の場合は世界的な経済情勢に基づいて相場が変動します。

従って部分的にしか通用しない特別な知識ではなく、一般的な教養として役立つ世界経済に関する知識を持つことが必要になるわけで、こうした知識はこれからファンダメンタル分析を研究したい投資家にとって非常に重要なものになります。

とはいえ、世界中の様々な事象が外国為替市場に影響を与えるといっても、その影響力にはそれぞれ「差」がありますし、実際には世界中の全ての状況について確認することは不可能ですので、為替市場と関係が深そうな項目に特に注意して分析を行っていくことになります。

具体的には、世界の資金需要に最も影響を与える国の経済情勢と金利動向に集中したり、テロや大統領選挙などの政治的変化などですね。

これらは為替市場への影響を受けやすい傾向にあるからです。

実際の取引においては、現状を織り込んだ上で現在の為替水準が成り立っているという前提のもと、経済指標の発表、各国政府や中央銀行の要人の発言、世界規模のニュースなどを分析して、これまで織り込んだ状況の変化や今後の変化の兆しを見極めていく作業になります。

こうしたファンダメンタル分析の利点は、市場のトレンド(流れ)を生み出している材料を明確に特定できることです。

材料が明確に分かれば、その状況の変化に対処しやすくなるからです。

また、指標やニュースは、その材料が出た直後から大きな値動きになることがありますが、そうした材料を受けた短期的な変動にも対処しやすいという利点があります。

その一方で、限界もあります。

個人投資家の場合、情報を入手するスピードに限界があるのです。

プロのディーラーは一般の人々よりも早く、銀行のディーリングルームなどでロイターやブルームバーグといった通信社から送られてくる世界中の情報を、一般人よりひと足早く知ることができます。

為替レートに影響を与える大きなニュースは、その後にテレビや新聞などで見ることができますが、即時の情報という観点では、どうしても「個人」投資家にとって不利になりがちなのです。

しかし近年では、取引に必要な情報を載せたネット上のサイトも充実しています。

ただ、たとえ情報を迅速に入手したとしても、それで日々の短期的な値動きが全て決まるわけではありません。

日中の短期的な値動きは、例えば大量の投機的注文に応じて上下動を起こしていることが多く、ファンダメンタル分析でその理由を明確にするのは困難なのです。

中期的な動きでも限界がないわけではありません。

データ収集の性質上、ファンダメンタル分析の主要材料の1つである経済指標は、発表から実際の経済状況までの間にタイムラグを生じさせ、それらの変化による需給の変化に気づくのが遅れてしまうのです。

「ファンダメンタル分析」の基本は世界情勢を把握すること
・投資・オイルマネー・海外旅行・主要国の経済一指標の発表・各国通貨(米ドル、日本円、ユーロ、中国人民元、ポンド、スイスフラン、オーストラリアドル、カナダドル)・テロ・オリンピック・貿易・要人発言・戦争など。
※世界情勢を知れば、各国通貨の需給が見えてくる
テクニカル分析
もう1つの分析は「テクニカル分析」です。

テクニカル分析は過去の価格変動をチャートの形で表現し、将来の動向を予測することであり、以下の3つを前提としています。

前提1:市場の動きはすべての材料を織り込んでいる
前提2:価格の動きはトレンド(流れ)を形成する
前提3:歴史は繰り返す
チャートは価格の動きのみを追いかけた特殊なデータグラフですが、その背後にあるのは為替取引という人間の行動です。

取引参加者の行動は変わらないという前提に基づいて、基本的な考え方は「過去に似た相場があれば、その後の発展も似たものになる」ということです。

テクニカル分析のメリットは上記のファンダメンタル分析とは異なり、経済に関する情報や知識を必要としない点にあります。

外国為替市場は基本的に、経済統計や世界のニュースなど誰でも入手できるオープンな材料に基づいて相場が決まる市場ですが、そのような材料すべてを特定することは困難です。

ですがその一方でテクニカル分析は、それらの材料はすべて過去の価格変動に織り込まれているとして、そうした値動きのパターンを研究し、今後の相場を見極めるというものです。

またファンダメンタル分析の場合、必要な情報や材料は誰でも入手できると言っても、入手までのスピードという面においてはプロの投資家と一般の個人投資家の間で差があることは事実です。

しかしチャートによる値動きの情報であれば、一般の人でも簡単にリアルタイムのものを入手できるので、プロの投資家でも一般の個人投資家でもみんな条件は同じです。

従って立場の差ではなく、個々の分析能力の差が、勝率の差になって出てくるというわけです。

ただ、そのようなテクニカル分析にも限界はあります。

それは先に記載した3つの前提条件に対して、「実際の市場価格が完全にあてはまっているとは言えないこと」と「まれな状況が発生したときの対処の難しさ」などです。

また、テクニカル分析だけでは経済指標の発表や突然のニュースなどへの対応も遅れてしまうというデメリットもあります。

なお、テクニカル分析には2つの主要なパターンがあります。

1つは「トレンド系」、もう1つは「オシレータ系」です。

以下からそれぞれ簡単に触れます。

トレンド系
トレンド系は、市場の大まかな流れを見極めようというものです。

相場は上昇や下降する時に、一方向に一気に進むのではなく、細かい上下動を繰り返しながら、しばらくたってみると「上がっていた」「下がっていた」という場合が大部分を占めます。

※上昇トレンドの例↓

※下降トレンドの例↓

したがって、価格の動きを詳細に追跡すると、自分が向かっている場所を見失ってしまいがちです。

そこで価格動向の水準を平準化したりして、市場の方向性が探求するというのが「トレンド系」のテクニカル分析です。

代表的な例としては、移動平均線、トレンドライン(傾向線)分析、一目均衡表などがあります。

※移動平均線の例↓

※トレンドラインの例↓

※一目均衡表の例↓

オシレータ系
オシレータ系は、トレンドの強さと過熱感を測ろうというものです。

トレンド便乗してに投資することがトレーディングの基礎であると言われていますが、そのトレンドは最終的に終わりを迎え、そして逆転します。※トレンドの転換

「オシレータ系」のテクニカル分析の特徴は、これらのトレンドの変化の兆候を察知するのに敏感だということです。

代表的なものはMACDですかね。

※MACDの例↓

どちらか一方のテクニカル分析を見るだけでなく、各人の投資スタイルに従って複数のテクニカル分析を組み合わせて考えることも大切です。

たとえばトレンド分析によるポジションを作成し、オシレータ分析による決済のタイミングを決定するなど、取引では柔軟にいくつかの方法を使用することが重要です。

ローソク足トレードは有効?

「チャート」とは、特定の時間帯に分割された為替レートの動きを表すグラフです。通常、グラフの横軸は時間帯(タイムゾーン)を示し、縦軸は為替レートを示します。

グラフの横軸に使用される時間帯は、1分、5分、15分、60分、1日、1週間、1ヶ月、四半期(3ヶ月)、1年があります。

これらの時間帯によって、チャートにはそれぞれ呼び方が違います。

たとえば、1日の為替レートの変動を示すグラフは「日足(ひあし)」、1週間が「週足(しゅうあし)」、1か月が「月足(つきあし)」です。

細かい時間帯である分刻みのグラフは「分足(ふんあし)」と呼ばれ、5分刻みなら「5分足」、15分なら「15分足」と呼ばれます。

チャートの各時間帯には1つの為替レートが表示されるだけでなく、「始値」、「終値」、「高値」、「安値」の4つの為替レートが表示されます。

「始値」は各時間帯の初めの為替レートの値であり、「終値」は各時間帯の終わりの為替レートの値です。

たとえば、横軸の時間帯が60分の場合、2~3時の間の始値と終値は、2時00分の為替レートが始値となり、2時59分の為替レートが終値となります。

「高値」は各時間帯で最も高いレートであり、「安値」は各時間帯で最も低いレートを意味します。

チャートでは、これらの4つの値を一目でわかるようにするために「ローソク足」というものを使用しています。

ローソク足は↑の図のように「実体」と呼ばれる太い部分と「ヒゲ」と呼ばれる上下に張り付いた線で構成されています。

実体はレートの上昇または下降を示します。

値が上がると、つまり終値が始値よりも高い場合、実体は白く塗られ、これを「陽線」と呼びます。※上の図では白く塗られていますが、この配色は使用するトレードツールによって異なり、それは↓の陰線の色も同様です。ただ、陽線は多くの場合白抜きになっている傾向にあります。

逆に値が下がると、つまり終値が始値より低いと、その実体は青く塗られ、これを「陰線」と呼びます。

ヒゲは各時間帯の高値と安値を示していて、上端が高値、下端が安値を表しています。

そしてローソク足には、将来の為替レートの動きを予測するくつかのパターンがあります。

例えば、上に長いヒゲを持つ場合(上ヒゲ)や、下に長いヒゲを持つ場合(下ヒゲ)には、為替レートはエネルギーを使い果たし価格が元に戻ってきたことを意味すると考えられるので、一定期間以上、上昇・下降の後に長い下ヒゲや上ヒゲが出た場合は、重要な相場の転換点になるケースがあります。

この場合に該当するローソク足パターンは、「カラカサ」と呼ばれています。

長い下落の後、底値で陽線のカラカサが出た場合、安値から反発(リバウンド)して上昇トレンドに入る傾向にあります。

逆もしかりで、高値圏で大きな陽線が出てから陰線のカラカサがあると、天井が形成されて下降トレンドが始まる傾向にあります。

さらに、始値と終値が一致すれば、始値と終値の間でエネルギーがどちらかに偏った後、売買両方のエネルギーが最終的に相殺されて元の価格に戻ったと解釈されます。

このため、売買が激しくなっている場合が多く、相場の転換を示唆していると考えられます。

ヒゲの無い陽線の場合、始値がその時間帯の安値、終値がその時間帯の高値を意味するため、為替レートは始値から終値まで上昇し続けたということを意味します。

また、陰線だが実態の部分は短く、上下のヒゲが両方とも長い場合、為替レートが上下に大きく動いた結果、最終的には為替レートが下降したことを意味します。

これ以外にも、ローソク足にはいくつかのパターンがあり、それぞれのパターンには名前が付けられています。

「ローソク足」のパターン

市場のトレンドを確認する

トレンドを察知できれば、稼げるポイントが見える
為替取引で利益を得るためには、「安いところで買う、高いところで売る」、または「高いところで売る、安いところで買い戻す」という2つの基本があります。

言い換えれば、外国為替取引で利益を得るためには、「将来の為替レートは高い方向に動くのか、それとも低い方向に動くのか」を正確に判断することが基本なのです。

為替市場では、為替レートの移動方向は「トレンド」と呼ばれます。

従って、外国為替市場の参加者は常に為替レートのトレンドを念頭に置いて取引しています。

そしてトレンドは、「上昇トレンド」「下降トレンド」「横ばい」の3つに分けることができます。

上昇トレンドは為替レートが上昇していることを意味し、下降トレンドは為替レートが下落していることを意味します。

横ばいは、為替レートが上下に大きく変動するのではなく、ある程度同じレベルに留まっている状態のことを意味します。

外国為替取引では、為替レートの傾向を理解することが非常に重要です。

1:上昇トレンド

2:下降トレンド

3:横ばい(トレンドレス)

上昇トレンドが続く間は買い、下降トレンドが続く間は基本的に売り
たとえば、上昇トレンドである通貨を買った後、残念ながら購入した通貨が下落したとします。

しかし上昇トレンドが続くと、しばらくすると通貨は再び購入した水準まで上昇し、利益を上げることが可能になります。

一方、下降トレンドで特定の通貨を購入したとします。

この場合、たとえ最初は利益が上がったとしてもすぐにマイナスになり、その後損失が出ることになります。

したがって為替取引をする際は、上昇トレンドが続く間は買いを継続し、下降トレンドが続く間は売りを継続することが基本です。

また、形成されたトレンドが崩壊したと判断された場合は、想定していた方針をキャンセルして反対の取引を実行します。

一般に、為替レートは連続的な山と谷を形成しながら変化します。

理由としては、市場は上か下に動いたとしても、どちらか一方的には動かないからです。

上昇局面でも、上昇と下降を繰り返すうちに相場が上昇し、下降局面では、下降と小さなリバウンドが繰り返される間に下落します。

※上昇トレンドの例↓。小さな上下動を繰り返しながら少しずつ上昇トレンドを形成している。

上昇トレンドが下降トレンドに変わるまで
上昇トレンドが下降トレンドに変わるまでの流れを、ドル円で考えてみましょう。

ドルは、上昇トレンドで当初の115円から118円に上昇したと仮定します。

その後もドルの買い材料が徐々に増加し、市場参加者はさらに多くのドルを購入し、為替レートは120円に上昇します。

しかし、120円で大量のドル売りが控えているため、結果として中間調整が発生し、115円まで下落します。

とはいえ、115円で売りを止めるドル買い注文が大量にあり、また上昇し、前回の120円を超え122円に到達しました。

その後、利益確定等の売却により120円まで落ち込みますが、120円になると押し目買いの需要がありますので、再び上昇していきます。

この調子でドルは何週間も何カ月も上昇し続けています。

ただその押し目は非常に小さく、押し目を待っている人たちはどんなレートでも成り行きで購入し、その後は押し目を作ることもなく130円台にまで上昇しました。

しかし、その後は値を動かすためのニュースもなく、静かに下降しはじめます。

この低下の理由は、供給(ドル売り)が需要(ドル買い)を上回ったという事かもしれません。

また、多くの市場参加者が可能な限りドルを購入してしまい、相場を支えるための大きな買い注文が無くなってしまった可能性もあります。

理由は様々あれど、とにかくドルは下がり始めます。

はじめは125円まで急落し、その後はやや回復しましたが、売りの勢いが強く、下降を進めていきます。

レートが120円を割って急激に下落すると、またさらにドル売りが増加し、多くの人のポジションを閉じる動きも加速して、レートは115円まで急激に下落します。

こうなってしまえば、ドルの売り材料が市場に頻繁に流れるようになりますので、市場は弱気な雰囲気に染まります。

ドルについての非常に悲観的な見方が拡大し、高値の水準では楽観的であった人々でさえ自信を失い、さらに下落する前に急いで売る人々も増えて、ついに105円程度に落ちてしまい、ようやく底打ちの兆しを見せます。

このように、上昇トレンドでも上昇と下降を繰り返しながら値を上げ、下降トレンドでは下降と小さなリバウンドを繰り返しながら値を下げるのです。

トレンドラインを描く
トレンドを察知する簡単な方法として、最初にトレンドラインを引くことをお勧めします。

トレンドラインとは、過去の安値同士または高値同士の為替レートを結ぶ線のことです。

トレンドラインを引くには2つ以上の安値(高値)を結ぶことをお勧めしますが、可能であれば、3つまたは4つ以上の安値(高値)を結ぶことをお勧めします。

なぜならば、よりたくさんの安値(高値)を結べれば、過去において、そのトレンドラインが示すレート以下(以上)に下がらない(上がらない)回数が、より多いことを意味するからです。

たとえ、最初は2つの安値(高値)しか結べないトレンドラインであったとしても、その後、為替レートはそのトレンドラインで示されるトレンドに乗っかる可能性があります。

また、これは応用的ではありますが、トレンドラインがまっすぐでない場合を考えてください。

過去の為替レートを見ると、通貨の需要が瞬間的に上昇することで、通貨の上昇もピッチが徐々に増していき、上昇する角度が急になる場合があります。

この場合、トレンドラインは直線ではなく曲線であるため、トレンド曲線と呼ばれます。

そしてトレンド曲線は下降トレンド中にも発生する可能性があります。

この場合、最初はゆっくりと徐々に低下しますが、下降速度は徐々に上昇し、ある時点で急激に下落します。

経済指標とはなんぞや?

為替レートは、各国の経済状況に応じて変化します。

このため、外国為替取引をする人の多くは、各国の経済状況ならびに将来の動向を予測することで、為替レートの今後の方向性を推測します。

経済状況を把握する方法はいくつかあります。

例えば、デパートやスーパーに買い物に行くことで、販売されているモノやサービスの価格、つまり物価を知ることができます。

銀行に行けば、普通預金や定期預金の金利を知ることができます。

また、企業の経営者と話をすることで、日本のビジネスが活発になっているか、もしくは停滞しているか、つまりその国の景気を知ることができます。

ただ、自らの為替取引のためとは言え、多くの労力を使ってこうした調査をすることは現実的ではありません。

また、日本の場合ならともかく、アメリカやヨーロッパなど諸外国の経済状況を調べることは、労力・時間・コストが多大なものとなり、満足のいく調査をすることは現実的に不可能でしょう。

そこで、為替など金融取引をする人の多くは、各国の経済状況を把握するため、自ら調査をするのではなく「経済指標」を利用します。

経済指標とは、経済状況を構成する要因(物価・金利・景気・貿易など)を数値化したもので、経済状況ならびに過去からの変化を把握することを可能にします。

経済指標を使うメリットの一つは、感覚ではなく、数値という客観性を持って経済状況を把握できるということです。

数値データを使うことで「現状がどの程度の水準なのか?」「過去と比較して改善しているのか、あるいは悪化しているのか?」「どの程度変化しているのか?」などが理解できます。

経済指標の多くが、政府など公的機関で作成・公表されているため、調査が公平かつ公正に実施され、結果の正確性が高いのもメリットです。

もちろん、公的機関が実施しているとは言え、調査には測定誤差がつきものです。

しかし、経論済指標を利用することで、より正確に経済状況を把握することができます。

経済指標には、GDPなど景気全体を対象にしたもののほかに、物価・金利・貿易といった経介済状況を示す個別要因を対象にしたものもあります。

このため、経済指標の数は、経済状況を示す要因が多々あることもあって、一つの国だけでも数十個存在します。

特に経済規模の大きい米国や日本の経済指標の数はとても多く、米国の場合、主だったものだけで100近くになると言われています。

ただ、為替取引を目的に経済指標を利用する場合、全ての経済指標に目を通す必要はありません。

為替市場が注目する経済指標は、経済指標の数が多い米国の場合でも10個程度です。

特に経済指標に慣れていない人は、まずは次で紹介する経済指標だけに注目して、徐々にカバーする経済指標の数を増やしていけば問題ありません。

正確に把握するには公的機関や専門的なウェブサイトがお勧め
経済指標の内容を確認する際には、できるだけ正確な情報ツールを利用すべきでしょう。

新聞やテレビといったマスコミでは、経済指標が発表された翌日に、結果の要約を報道することがあります。

しかし、こうしたマスコミ報道は、あくまで経済統計の結果の要約であり、また、指標が発表されてから時間が経っているため、すでに為替取引にとっては織り込みずみで、有益な情報とは言えない場合がほとんどです。

やや面倒かもしれませんが、経済指標の内容を把握する際には、経済指標を公表している政府などの公的機関のウェブサイトか、経済指標を正確に取り扱っている専門的なウェブサイトを利用することをお勧めします。

注目度が高い「指標」について
米ドルに関わる指標
1:非農業部門雇用者数(NFP)
農業部門以外の労働者の増減を数値化したもの。
2:ISM製造業景気指数
米国供給管理協会(ISM)による企業の景況感を表す指標
ユーロに関わる指標
1:Ifo景気指数
ドイツの企業を対象に調査するもので、ドイツ経済を占う指標
2:ZEW景況感指数
上記と同様に、ドイツの景気を占う指標だが、アナリストや機関投資家を対象とする調査を行う
日本円に関わる指標
1:日銀短観
日本銀行が企業を対象に調査するもので、景気動向を占う指標
2:鉱工業生産
鉱業または製造業に属する企業の稼働状況などを表す指標
英国ポンドに関わる指標
1:HICP
英国のインフレターゲット(2%)の対象
正確に把握するには、公的機関や専門的なウェブサイトを利用することをお勧めします。

「経済指標」を見る際に欠かせない三つの数値とは?

まずはデータの種類をしっかり理解する
「経済指標」は、経済状況を示す数値データで構成されていますが、データには「原数値」「指数」「季節調整値」の三種類があります。

経済指標を利用する際には、示されているデータがどの種類であるかをきちんと理解しておく必要があります。

データの種類を理解しないまま経済指標を利用すると、指標が示す経済状況を誤解する恐れもありますので、ここできちんと理解しておきしましょう。

原数値
データに何も調整・加工を施していない数値を意味します。

通常、経済活動から得られたデータをそのまま統計値としたものを原数値としますので、まさに生きたデータ(生データ)と言えます。

例えばテレビの販売価格が15万円、リンゴの価格が150円だとすると、15万円、150円が原数値となります。

指数
同種の数値の大小を比べる際に用いられるもので、ある基準に対する比率を示したものです。

データの大きさや単位に重要性がなく、データの変化に注意を払いたい時に用いられます。

例えば、先ほどと同様にテレビとリンゴの例で考えてみましょう。

テレビの価格は、昨年10万円でしたが、今年は15万円になったとします。

一方、リンゴは、昨年は100円でしたが、今年は150円になったとします。

昨年から今年にかけての変化幅は、テレビが5万円(=15万円―10万円)、リンゴは50円(=150円―100円)となります。

変化幅そのものを見ると、テレビはリンゴの1000倍(5万円は50円の1000倍)もの変化をしたことになります。

しかし、これは単にテレビの価格がリンゴの価格の1000倍だからです。

昨年から今年にかけての変化率を考えると、テレビ、リンゴはともに20%増であり、両者とも同じ割合で変化したことがわかります。

このように、価格の水準ではなく変化に注目したい場合、原数値データを使ってしまうと、もともとのデータの規模の違い(5万円と150円)などによって誤った解釈をする可能性があります。

また、販売価格の単位は、日本で販売されていれば当然円になりますから、あえて原数値を利用する必要もありません。

そこで、価格などの場合は原数値ではなく指数を利用します。

先の例で見ると、昨年の価格を基準(100)とすると、今年の価格はテレビもリンゴも150となります。

指数を使うことで、昨年から今年の価格の変化は、テレビもリンゴも同じであることがわかります。

季節調整値
季節調整値は、数値から季節変動を取り除き、データを経済の実勢に近づけた形で利用するものです。

季節変動とは、「天候(暑い、寒いなど)」「取引慣習(お中元、お歳暮など)」「社会慣習(お正月、クリスマスなど)」によって、毎年ほぼ同じように観察される規則的な動きのことを意味します。

例えば、チョコレートの売上高を考えてみましょう。

ご存知のとおり、チョコレートの売上高はバレンタインデーがある2月に最も高くなります。

このため、チョコレートの売上高を原数値や指数で見ると、1~2月にかけては増加幅や増加率は非常に大きくなり、2~3月にかけては減少幅や減少率が非常に大きくなります。

この場合はいくつかの統計的手法を駆使することで、季節変動を取り除いた季節調整値でチョコレートの売上高を見るのが適切です。

通常、経済統計の多くには、原数値とともに季節調整値も公表されるので、自分で統計的手法を使って季節調整値を作成する必要はありません。

なお、経済指標の中には、季節調整値が公表されない場合もありますが、この場合は季節変動があまり大きくないので、原数値もしくは指数を利用することで問題ないと考えてよいでしょう。

EAカーティスのFX ドリーム ~成功への道~EA及び商材検証のブログ TOP » カーティス