カーブフィッティング、オーバーフィッティングについて
まず、どのEAもある程度のカーブフィッティングはしている
つまり、カーブフィッティング自体が悪いわけではないということを
お話しておきます。
販売者がEAを作成する際に、対象通貨、使用する足(5M,30M等)
使用するテクニカル(ボリンジャーバンド、RSI等)を決定します。
おおまかにEAが出来上がった後BT(バックテスト)をします。
BTがイマイチだとテクニカルのパラメーター(数値)や
BT期間等を変更して何度もBTします。
何故でしょうか?
一般的にセールスページでは良いEAだということを
アピールするためにBTを提示するもので
これが悪ければユーザーは買わないですよね?
だから良いBTになるように
いろいろと数値を変えBTをして
BTの良いEAを作り上げるのです。
この作業をカーブフィッティングと言います。
「詐欺じゃないか」
いやそうでもありません。
過去の値動きのデータは重要であることには
間違いありませんから
このデータを元に勝てる可能性の高いEAを作り上げる
正しい考えだと思います。
ではオーバーフィッティングとは?
これは例えば2009年~2010年のBTをしたとします。
2009年5月10日に大DDを起こし
その結果口座は破綻したとします。
この日がなければ一年間のBTは良好だった。
じゃあこの日のDDさえなければ良いんです。
それで例えばSL(ストップロス)の値を
この日にギリギリでかからない値に設定して
意図的に(ある特定の)DDを逃れて
BT結果を良くするのです。
この行為は同じような
あと少しだけ大きなDDが起きれば
口座が破綻することを
意図的に隠しているにすぎません。
100パーセント勝てるEAはないので
ある程度負けても
結果的には利益をしっかり出せるEAが
本当に優秀なEAだと言えるでしょう。
ただこれを見抜くのは非常に難しい。
いろんなサイト(アフィリエイト目的だけで
販売元のFT、BTの結果をそのまま載せているだけのところとか
には注意ですよ)のBT、FTを調べて購入後も自分で
BT、FTをしっかり行って
リアルマネーに移行していくべきだと思います。
ここでひとつ僕の独自の考えがあります。
対象通貨ペアについて をお読みください。
あまりこういう考えの記述は見たことがないので
反論もあるでしょうが
まあ、こういう考え方の人もいるんだ
くらいに読んでください。